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皮脂ケア

短かった梅雨も明け、連日の猛暑日。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

夏のお悩みのひとつに「皮脂」があります。
数年前(2021年6月)に「皮脂・ニキビ・乾燥」について渡辺先生にお話しを伺いました。
夏のケアのお役に立てればと思い、その時の文章を再び掲載いたします。

皮脂は毛を包む毛包に付着する皮脂腺と呼ばれる器官から分泌され、毛穴から出て皮膚の表面に広がります。
この皮脂の分泌物は皮膚を覆って皮膚のバリア機能の一端を担っていますので、皮脂の分泌が低下すると乾燥肌になりやすくなります。
一方皮脂の分泌が多いと毛孔を詰まらせニキビになりやすくなります。
皮脂腺は、毛がある部位のどこにも存在しますが、顔や・前胸部・上背部で発達していますので、顔や・前胸部・上背部はニキビが出やすい部位です。
皮脂の分泌量は思春期に増加しますので、思春期になるとニキビがでやすくなりますが、
その後女性では皮脂の分泌は20歳頃をピークに徐々に減っていくので、中年以降乾燥肌になりやすくなります。
しかし男性の場合は中年になっても皮脂の分泌量が減らないことがあります。そのため中年になっても顔が脂ぎった人がいます。
皮脂の分泌は体内の性ホルモンなどによってコントロールされていますが、皮脂の出口である毛穴をふさぐとニキビが出やすくなるので、
ニキビ肌(脂性肌)の人は保湿剤などの使用は避けた方が良いです。
一方皮脂の分泌が下がると乾燥肌になりますので、乾燥肌の場合は過剰な洗顔をやめて、保湿剤を使用するのが良いです。
いずれにせよ皮膚を傷つけないことが大切です。
昨年(2020年)からのマスク生活は、皮膚が擦れて湿疹になりやすくなりますし、毛穴をふさぐとニキビも出やすくなります。
ご自宅に帰られたら、泡での優しく擦らない洗顔をお勧めします。
もし過剰な皮脂でニキビ等ができてしまったら、まず保険診療の皮膚科を受診して適切なお薬をお使いください。

2021年6月

ルビーテッククリニックから
美容皮膚科の立場から、皆さまのお悩み・ご希望をしっかりと伺い、症状に合った治療をご提案いたします。
皮脂のお悩みには、IPL(光治療)、ピーリング、イオン導入、LED照射、ホームケアなどを、単独または組み合わせてご案内いたします。
美しい肌のためにぜひご相談ください。

夏本番。清潔な肌を保ち、しっかり紫外線対策をして暑さを乗り切りたいです。
こまめに水分を補給して体調にもお気をつけてください。

主な治療